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日々の気分がモチベーションを決める [人付き合い]

私たちはちょっとしたことで気持ちが舞い上がりやる気になったり、気持ちが沈んでやる気をなくしたりしがちです。

そこからわかるのは、モチベーションは気分に大きく左右されるということです。

1990年代後半にH・M・ワイスとR・クロパンザーノが情緒的イベント理論を提唱し、
従業員の心理状態や感情が職務満足やパフォーマンスに与える影響を強調したのがきっかけとなり、職場の感情的側面に対する関心が高まりました。

気分とモチベーションの関係についての検討を行ったM・セオたちは、モチベーションに影響する中核的な情緒を心地よさとエネルギー水準の二つの側面からとらえています。

中核的情緒は、ポジティブなものとネガティブなものに分けられます。

ポジティブな中核的情緒とは、心地良い気分に満たされ、エネルギーに満ち溢れている状態をさします。

一方、ネガティブな中核的情緒とは、気分が沈み、エネルギーが枯渇している状態をさします。

そして、ポジティブな中核的情緒をもつ者は、モチベーションが高く、常により良いパフォーマンスが期待できるような方法を模索し、生産的に行動します。

中核的情緒がポジティブなほど、高い目標を掲げ、その目標の達成に向けて全力を注ぎ、諦めずに粘ります。

それに対して、ネガティブな中核的情緒をもつ者は、モチベーションが低く、良いパフォーマンスを目指すというよりも、あり得る悪い結果を避け無難にすませようとする消極的な行動パターンを取りがちです。

中核的情緒がネガティブなほど、容易に達成できそうな低い目標を設定する傾向があり、またうまくいきそうにないと思えばすぐに諦め、目標達成のための努力をあまりしません。

ゆえに、モチベーション・マネジメントとしては、ポジティブな中核的情緒を醸成すること、すなわち心地良い気分とエネルギーの満ちあふれた状態にもっていくことがポイントとなります。
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