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人付き合いが怖い人は石の上にも三年 [人付き合い]

続けることが大切

「百日参り」で願いが叶えば、それでおしまいというわけではありません。
じつは、ここからがはじまりです。
リズム運動による効果を実感できるようになるのに、約100日を必要とする話しをしました。
次は、それを三年間継続すれば、どうなるかということです。
三年間の総決算といっても、毎日の積み重ねですから、当然、各個人ごとに到達点は違うはずです。
リズム運動の質や時間も個人ごとに違うでしょうし、やり方の善し悪しもあるでしょう。

三年はあくまでも一つの区切りです。
「石の上にも3年」という言葉がありますが、これは三年間もじっと座っていれば、石も温まるという、継続効果を表現しています。
石の温まる温度には、個人ごとに差があって当然です。
しかし、それぞれ違いはあっても、それなり温かくなります。
坐禅やリズム運動を毎日継続して実践していれば、程度の差こそあれ、セロトニン神経が恒常的に高い活動レベルにシフトすると考えられます。

銀の柱がズンと立つ

それでは、坐禅を三年継続すると、どのような変化が期待されるのでしょうか。
中西政次という方の体験記録です。
この方は、学校の校長を辞められてから、坐禅をはじめ、弓を引く毎日を送るようになりました。

弓道と坐禅を長年続けるなかで、弓道の上達と坐禅による内面の変化を同時に見つめ、記録に残してくれています。

最初の段階として、七か月目ともなれば、弓を持って的に向かうと、”凛”とした一筋の気が体の中心を縦に通り、身体の各部が統一された感じになると表現しています。

次の段階では丹田(下腹部)が小波も経たぬ湖面のように静まり、体が無理なく安定し、雑念が薄らいで心が統一され、頭のてっぺんから脚の先まで「銀の柱が垂直にズンと立つ」ように感じられる、と記載されてあります。 これがちょうど、三年目の状況に相当します。

ちなみに、最後の段階では、意識が透明になり、心身のどこにも凝固するものがない感じになり、”無”を自覚できるようになる、とあります。
もちろん、この間、弓と禅を日課とする日々を送っているわけです。

この第二段階に注目してみましょう。
まず、身体の方から見てみますと、体が無理なく安定し・・・、頭のてっぺんから脚の先まで「銀の柱が垂直にズンと立つ」とあります。
これこそ、セロトニン神経の活性化です。
セロトニン神経は体幹部や脚の抗重力筋を刺激する効果があります。
セロトニン神経が弱っていると、背骨が曲がり、力がなく、すぐにしゃがみこんでしまいます。人付き合いが怖い気持ちになります。
逆に、セロトニン神経がきたえられると、背筋がしゃんと伸びて、姿勢がよくなります。
この状態が極まると、銀の柱がズンと立つというところまで感じられるようになると想像されます。

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人付き合いの怖い

三年経てば、身体だけではなく心の変化もしっかりと自覚されるようになってきます。
雑念が薄らいで心が統一される感じ、と表現されています。
やっていることは、坐禅という腹筋のリズム運動です。
このリズム運動が心に確実な変化をもたらすわけです。
心の状態が身体に及ぼす影響は、比較的分かり易いものと思われます。
一方、ここでは逆に、身体が心に及ぼす影響が実感されるわけです。

この間をつなぐのは、セロトニン神経以外には考えられません。
なぜなら、坐禅あるいはリズム運動によって活性化されるのは、セロトニン神経しかなく、心や抗重力筋の両面に影響を与えられるのもセロトニン神経しか考えられないからです。

坐禅は科学的に、脳の前頭前野の一部を分厚くする作用を持っており、それは人付き合いの怖いという気持ちをフラットに持っていきます。

三年間、リズム運動を一所懸命続けていると、中西氏のように、銀の柱がズンと立ち、雑念や人が怖い気持ちが薄らいでくることが実感できるものと、期待されます。

これが、医師のところに相談にやって来られた人々への回答です。
うつ病やパニック障害、対人恐怖症を克服するため、薬の服用に頼り過ぎることなく、各種リズム運動をはじめた人たちへのメッセージとなります。
三年目には程度の差こそあれ、確実に心身に影響が現れてくる。
しかも、それは100日目の感覚をさらに超えたものとなるでしょう。
三年は長いと思われるかもしれません。
しかし、一日わずか30分のリズム運動ですむのです。
ぜひ継続してもらいたいと思います。
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