嫌いな上司も実験動物と思えばかわいいもの [人付き合い]
長いビジネスマン生活をしていると、嫌いな上司、虫の好かない上司、どうしても好きになれない上司とめぐりあわせることがある。
官庁に勤めている青年は、「私は、いまの上司をどうしても好きになれない。はっきりした理由はない。ウマが合わないとでもいうのか、理屈ではない。こういう上司のもとで働くことは憂鬱で、むしろ苦痛になってくる」といっている。
人間の感情ほどままにならないものはなく、嫌いな上司は、どんなに好きになろうとしても、なかなか好きになれないものである。
しかし、職場では、上司を選択する自由はなく、嫌いな上司のもとでも働かなければならない。
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人付き合いの怖い
嫌いな上司のもとで働くときの心得は、「これも人生修業の一つだ。この機会に人間研究をしよう」と思い返し、なぜこの上司が嫌いなのか、上司の行動と自分の態度をつぶさに観察して、将来の参考にすればよい。
無理にその上司を好きになろうと努めることはない。
実験動物のつもりで観察していれば興味もわいてくる。
もちろん、このことは、口でいうようにたやすいことではないが、ビジネスマンを辞めない限り、そうした問題は必ずつきまとうものである。
ほかに方法がないとすれば、その環境の中で考え方を切り換え、環境に順応するほうが賢明である。
また、嫌いな上司には、とかく遠ざかろうとしがちであるが、自分の感情を抑え、積極的に接近していくことも必要である。
接近すれば、自然と親しみもわき、ずっと嫌いだった上司が好きになるということもある。
意外についきあってみると気が合ったという、食わず嫌いのケースも多いのである。
官庁に勤めている青年は、「私は、いまの上司をどうしても好きになれない。はっきりした理由はない。ウマが合わないとでもいうのか、理屈ではない。こういう上司のもとで働くことは憂鬱で、むしろ苦痛になってくる」といっている。
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しかし、職場では、上司を選択する自由はなく、嫌いな上司のもとでも働かなければならない。
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2022-09-08 21:29
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