SSブログ

敵もつくれない人に仕事はできない [人付き合い]

また、職場というところは矛盾の多いところで、働かなくては嫌われ、働きすぎても嫌われることがある。

Cという青年が訪ねてきて、「私は入社して二年になりますが、近頃は仕事がおもしろく、働くのがとても楽しいのです。
ところが最近、上司のご機嫌をとるために働きすぎるという陰口をいう同僚が現れ、親しい同僚からも、仕事をするのもほどほどにしたほうがよいのではないか、あまり成績を上げると、ほかの人からねたみを買うことになる―と注意されました。
職場は働くところなので、働きすぎるということはないはずです。
それなのに、働くと嫌われるということでは納得できません。
このような職場では、どうすればよいでしょうか」と話していた。

職場というところは、考え方や性格のちがう人々の集まりであるところから、人を見る目もそれぞれちがっているので、よくいう人も、悪くいう人もあり、誰からもよく思われるということは難しい。
だから、一部の人から嫌われたからといって気にかけることはない。

ただ問題は、その嫌われ方にある。
単に、ねたみから嫌われているものとすれば、そんなことにこだわらずに働いていれば、非難する者もなくなってくる。

しかし、自分の成績をハナにかけ同僚を見下すような態度があるならば、嫌われるのは当然であって、非難する者と不当呼ばわりすることはできない。

働くと嫌われるという場合には、そのいずれかを反省してみなければならない。

嫌われる原因に心当たりがなければ、上司か先輩から、それとなく、非難する人達にたずねてもらえればはっきりする。

■関連記事
人付き合いの怖い

ある職場の例であるが、AとBという優秀な二人の若者がいた。
ところが、この二人とも同僚からよくいわれない。
そこで上司は、よくいわない同僚に、「君たちはAをよくいわないが、なぜか」とたずねてみた。

すると、「Aは、自分の成績を上げることだけを考え、協調しない」ということであった。
そこで、「ではBは?」とたずねると「Bはそんなことはありません」とのことなので、「では、Bを悪くいうのはなぜか」とたたかみかけたところ、Bの欠点をあげる者は、一人もいなかった。

このことは、Aには嫌われる原因があり、Bの場合は、単なるやっかみにすぎないことを示している。

嫉妬ややっかみは、どこにもあることなので、職場では協調を忘れずに、ときには、同僚を立てるなどして協力に心がけていれば、働きすぎるという非難や陰口など意に介することはない

敵千人あれば味方も千人あると思い、大いに働き、大いに成績を上げていけばよい。
やり手であれば必ず敵がある。
敵をつくることを恐れていたのでは、ろくな仕事はできない。

しかし、人をはじめから敵とみてはいけない。
善意をもって相手をみることも必要である。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。